さて、クオドリベットに使われた民謡は後に判明し, 以下がそのメロディですが、 The Goldberg variations by P. Williams ed. Cambridge music handbook ♪長くご無沙汰、さあおいで ♪キャベツとカブが僕を追い出した 母さんが肉を料理すれば出て行かずに済んだのに というのが二つの民謡の歌詞なんだそう。 これは、何を指しているかというと、アリアのことなんだという解釈をいくつかどこかで読んだのですが、 つまりアリアが「長く追い出されていたけれど、戻っておいで」というバッハのユーモアと思うと、この曲全体が非常にユーモラスに感じられますね。 もちろんこの第30変奏の後にはアリアが戻って来ます。