ゴルトベルクのこと 其の六

明けましておめでとうございます

本年も皆様にとって素敵な一年になりますようにお祈りさせていただきます
私も心新たな気持ちです

しかしゴルトベルクは続きます。
「ゴルトベルクのこと」シリーズいつまで続くのか、このペースだと変奏曲にちなんで30くらいまでいけるかもしれません。

さて今日はカノンについてです。
アリアに30の変奏曲が続くこのゴルトベルクは3曲ずつ一かたまりとなり、10のグループで構成されていると見ることができます。
なぜならば、三曲ごとに必ずカノンが来ているからです。(ただし第30変奏は例外)
カノンはバッハが好んだ技法で、有名なカエルの歌で、全く同じメロディーを少しずらして重ねるというアレです。

それをバッハは、同じ音程であるユニゾンから、2度、3度と一度ずつずらして9度のカノンまで作っています。
つまり九つのカノンを二つおきに配置しているのです。

ちなみに色々なカノンを駆使した作品に「音楽の捧げもの」がありますが、その中の「蟹のカノン」、これはメロディを最初から弾くのと、後ろから弾くのを合わせるというものです。
こうなってくると、バッハのオタクさにおののきますね。
わかりやすい動画があったので、拝借させていただきます。










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