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今年の抱負にかえて

 年が明けてしばらく経ってしまいましたが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。 今年の抱負の代わりに、今勉強している曲についてなど書いてみたいと思います。 コロナで家にいる時間が増え、CDを聞いたり本を読むことが多くなりました。今まで購入したもののあまり聞いていなかったものや、普段あまり聞かないロマン派以降の音楽などもたくさん聞くことができました。バロック音楽のシンプルに心に届く様式は改めて素晴らしく思うと同時に、ロマン派以降の心理描写がやや個人的で複雑になった音楽にも心惹かれています。 バロック音楽では、スティルスファンタスティクスと呼ばれる様式がありますが、トッカータなどの即興的で器楽的なものを指します。おそらくバロックの中で最も複雑な表現に適した様式ではないかと思います。 一度聞いただけではもしかするとわかりにくい音楽かもしれませんが、つまりそれらの様式では抽象的なものを表すこともできると言えるかもしれません。 抽象的なものを表現することは、具体的にシンプルに表現するのとはまた違った難しさがあります。 ロマン派以降の音楽を聴く中で、そういったものに挑戦したいなと思う気持ちになり、今はバッハのトッカータを勉強しています。 それとは別に平均律も見ています。 平均律には練習するたびに新しい発見がありますね。 なんだかんだとやっぱりバッハを弾いてしまいますが、もっとレアなレパートリーも開拓していかなければと思いつつ。 次回のバッハシリーズはいつ開催できるのでしょうか。