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チェンバロの日!

松本音楽記念館で行われた「チェンバロの日!2018」で演奏させて頂きました。 会場の楽器は私の最も好きな楽器の一つで、とても楽しみにしていたのですが、以前よりもさらに響きのバランスが良くなっているように感じ、楽しく弾くことができました。 振り返ると、演奏には毎度のことながら反省点も多いのですが、良い機会を頂き嬉しく思います。 今後とも精進して、少しずつでもよりチェンバロの美しさ、素晴らしさを引き出せるようになりお客様に喜んで頂ける演奏をしたいと思いを新たにしています。

コンサート終了

バッハシリーズ第2弾、温かいお客様のおかげで無事終わりました。 ここのところとにかく体調が悪く、どうなることかと不安だったのですが、まずいユンケルを飲んだりしながらどうにか最後まで弾きました。 今回のプログラムは普通では全然聞き馴染みのない曲ばかりを選択したのですが、それでも楽しんで聞いてくださるお客様の度量がとにかくすごいなと感謝しています。 岡山は本当に良いお客様が多いと感じます。 より良いコンサートを聞いていただけるよう、今後とも努力していかなければなあと思っています。 今週末は東京でクープランを弾くので、体調を整えて頑張りたいです。 来てくださった皆様、本当にありがとうございました!

スコット ロス

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スコット ロスというアメリカ生まれのチェンバリストがいます。 ずいぶん前に30代の若さで亡くなってしまい、もちろん私は実際に聞いた事もお会いしたこともないですが録音を通して演奏に接しています。 生き生きと語りかけてくる演奏でとても好きな演奏家なのです。 チェンバロの演奏に悩んでいた時、ロスの演奏の録音を聞いて、チェンバロの演奏のヒントをもらったことを思い出しましたが、大切なインスピレーションを与えてくれたチェンバリストは何人かいて、その中でも最も大きなターニングポイントになったのはクラスメートのニコラとの出会いでした。 ニコラが何気なく弾いたアルベジオを聞いて、チェンバロってなんて素敵なんだ、と衝撃を受けたのです。 そのような幸運な機会に支えられて今まで来た気がします。 そんなことを回想せず、早く寝なければなりません。

気分転換

さあコンサートも近づいてきました。 プログラムノートも入稿し、ドレスも(太ったので)お直しし一段落なので、少し気分を変えなければと思うこの頃です。 気候のせいもあるのかだんだん疲れがたまってきているのを感じます。 私が最も好きな気分転換法は歩くことですが、最近雨が多くて億劫に。 明日は雨でも歩こう。 今回はとりわけ準備に苦労していますが、13日のプログラムのテーマも関係しているのかもしれません。前半はズバリ「女性たちの肖像」です。 一曲一曲は短いものの、たくさんの女性が次から次へと現れるので、めまぐるしくて中々ハードです。 賢い女性、お姫様、おしゃべり、そして嫉妬に狂うまで。。 うまく表現できるでしょうか。 何か良い気分転換があったら教えてください!

ぐるぐると

今回はコンサートの曲数が多いためか、頭がフル回転で色々な事が走馬灯のように思い出されます。 留学から帰国して三年以上が経ち、絶対に忘れないと思っていた思い出もだんだんと薄れてくることもありますが、クープランを弾くとやはりフランスで学んだことや先生の事を思い出します。よくフランスの先生がおっしゃったのは「音楽は印象ではない。物語を語りなさい。」ということでした。また、フランス人の友人は「安物にはキャラクターがない。」とよく言っていましたが、キャラクターがはっきりしていることをフランス人はとても大切にします。 なんとなく曖昧に、それとなく綺麗に、という演奏は絶対に許されませんでした。 そのこととも関係しているのか、フランスものを集中的に練習していると、言動もかなりダイレクトになってきます。穏やかに、和を重んじ、「言わない」ということはフランスものとは両立できないのでしょうか。。

プログラム決定版!

プログラムを選曲するのにこれほど悩んだ事はありません。 痩せる思いです。。 さて13日のプログラム再考させていただき、以前に投稿した内容と若干の変更を加えました。 以下です。 フランソワ•クープラン : François Couperin プレリュードニ短調(クラヴサン奏法) Prélude en ré mineur "l'art de toucher de clavecin" フランソワ•ダジャンクール : François Dagincour 第一オルドルニ短調より(クラヴサン曲集) Le première ordre en ré mineur " Pièces de clavecin " アルマンド「王冠」、クーラント、サラバンド「壮麗」、ジーグ「ブレヴィル」 Allemande : La Couronne , Courante ,Sarabande :La Magnifique ,Gigue La Bléville  フランソワ•クープラン : 勝ち誇るミューズ La Muse Victorieuse. ミューズ プランティーヌ La Muse Plantine. ハートの女王 La Reine des Coeurs. 縫い物をする人々 Les Tricoteuses.  愛想の良いテレーズ L'aimable Thérése. ケルヴィムたち、または愛想の良いラズール Les Chérubins ou L'aimable Lazure. メヌトゥ La Menetu シャブイーユ公女、またはモナコのミューズ La Princesse de Chabeueil ou La Muse de Monaco. フランスのフォリアまたはドミノ・フランスのフォリアまたはドミノ 〜休憩(簡単なお茶付き)〜 ヨハン ゼバスティアン バッハ : フランス組曲第4番 変ホ長調 BWV815 フランス風序曲 ロ短調BWV 831