平均律クラヴィーア曲集第一巻

 先日蔭凉寺にてバッハシリーズ第5弾となる、「平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲」のコンサートが終了しました。

2年半ぶりとなるリサイタルで、体力や集中力ともにかなり低下しているのを感じつつ準備を行いました。

なぜ私は久しぶりのコンサートでこんな難しい曲を選んでしまったのでしょうか。自分でも自分がよくわからなくなります。しかし振り返ると私は無謀な挑戦を行うのが好きなのかもしれません。

とても長く、そして様々なキャラクターを全調で弾きわけることの難しさを感じながらも、全てを通すことで浮き上がる意味のようなものを感じました。

全曲を一度に演奏することをバッハは想定していたのかとの声もあり、私もどうなんだろうと思っていましたが、全曲演奏することで、バッハはこの曲集をひとつのまとまりとして考えていたのではないかと感じられるようになった事はとても大きな収穫でした。

これからも勉強を続けて説得力のある演奏を目指していきたいと思います。

本当に温かいお客様に恵まれて感謝しています。

私がお客さんなら石を投げるかもなと思うところも多々ありましたが、お客様のおかげでどうにか弾ききることができました。

聞いてくださった皆様ありがとうございました。






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