チェンバロのペダル効果

チェンバロのペダル効果について、
Twitterに投稿しましたが、まとめます。

チェンバロには足ペダルはついていないので、(ごくまれについているものもありますがオルガンと同じようなもので、ピアノの音を伸ばすためのものとは機能が異なります)
ピアノのように音を伸ばすことができず、ドライな音しか出ないと言うイメージを持たれている方もいます。

ですがチェンバロの構造を見てみると、指でペダルの効果を得ることができるとわかります。


割り箸のようなジャックについた赤い布がダンパーと呼ばれる消音装置です。
これは鍵盤を押している間はずっと上がっており、音が伸びた状態を保つことができます。つまりペダルを踏んでいるのと同じ状況です。
鍵盤を押すのを止めると、ジャックが下がりダンパーが弦に触れ音が止まります。

ですので例えば、ドレミファソと弾いてレとファを離し、ドミソだけを残すと言うこともできたりします。

ピアノのペダルを踏んで、ドレミファソと弾くとすべての音が混ざり濁ってしまいますが、チェンバロでは残す音を選べるためより精緻に音の響きをコントロールすることができます。
素晴らしいですね笑!
ジャックの動きをご覧ください。


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