ゴルトベルクのこと 其の四

ゴルトベルクは、バスの進行に基づいての変奏曲と以前に書きましたが、
バスの冒頭は ソ ファ♯ ミ レ シ ド レ ソ という、シャコンヌなどでよくある定型バスなのです。

このバスを用いた変奏曲として関連を指摘されている曲の一つに ヘンデルのシャコンヌ(HWV 442)があります。(クラヴサン組曲 第2巻)
バッハのゴルトベルクより30年近く早く作られたのではと見られていますが、
これにはテーマになんと62のヴァリエーションが続き、バッハの30のヴァリエーションの倍以上です。でも一つが8小節と短いため、演奏時間は20分に満たないものです。
最後だけ(第62変奏)、カノンになっているところも似ているといえば似ています。
シンプルな作品で、私たちがいわゆる「変奏曲」としてイメージする典型的な作品だと思います。

音源を拝借します。





コメント

このブログの人気の投稿

バロックダンス

感謝

愛好会発表会終了しました