レプリカとオリジナル

先日鳴門にある大塚国際美術館に行ってきました。
ここは、様々な西洋絵画の名品が原寸大で陶板によって再現されているという美術館です。古代の時代のものなどなかなか興味深く拝見したのですが、どんどん見進めているうちに、壁紙のように思えてきてしまいます。
もちろん立体感や凹凸も再現されているのにです。
オリジナルの作品には、胸に迫る強さを感じます。でもそれが一切ないのです。
宿るオーラは、どれだけ形を似せても真似することはできないと思い知りました。
陶板を作るのだって、たくさんの方のご苦労があったはずです、でもそれと芸術の力はまた別なのですね。
何百年経っても、人々を感動させる作品というのは一体どれほどの天才と血の結晶なのかと思いを馳せます。そしてそれがオリジナルということなのだと思いました。

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