音楽をする

音楽をするってどういうことなんでしょうか。

岡山に帰ってよかったなと思う事の一つにいろいろな職業、価値観を持った人に出会えるということがあります。
海外の方がいろいろな人に出会えるのでは?と思われるかもしれません。
留学生活は確かに多様な人種がいて、文化も違いますが、基本的に音楽を中心とした生活だったためまわりは音楽家ばかりで、やはり共通の価値観や習性を持つ人々の中にいたと言えると思います。

音楽家というのは特殊だし、周りからもそう思われているらしいと、なんとなく気付き始めるこのごろです。

音楽家として音楽をするということはどういうことか、
思いつくままに書いてみます。

技術を高める
感性を磨く
作曲家を生き生きと感じられるように勉強する
音楽を用いて有意義なひととき提供し、音楽の良さを感じてもらえる活動をする
音楽でお金を稼いで生活をする

という感じでしょうか。

最後の項目が一番難しいのですが、
演奏会に関して言えば、音楽というのは心が弱った時にこそ必要、つまりちょっとした息抜きや気分転換になるべきもので、あまりに高価で聞けないようなものは本来ではないと思います。

でも、演奏会をするのはコストもかなりかかるのです。

呼んでくれるオーガナイザーがいなければ、コンサートは自分で企画しなければいけません。しかし、スポンサーを探すのは大変。フランスの先生もいつもスポンサー集めに奔走していたのを思い出します。でも日本では、あまりなじみの無い人にとっては「何、物乞い?!」くらいの衝撃を与えるようで注意が必要。。笑

ブランドのバッグや絵の様に所有できるものに、高いお金を払う人は多いと思います。
コンサートも「買う」という発想を持つ人がいれば、音楽会は成立します。
音楽はその場でなくなるものです。
でもブランドバッグを買う金額で、自分一人が所有するのではなく、同時に多くの人に喜びを与える可能性があることに投資するのも素敵ではないかと思うのですが。

いかがでしょうか。

やはり音楽ばかりやってきた私はずれていて、ヘンな事ばかり言っているのでしょうかね。







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