春分とイラン暦

今日はイラン暦について、オリエント美術館で講演があったので聞いてまいりました。
私は西洋占星術が好きで、かなりの時間を費やしているのですが、占星術においても始まりは春分ということで、春分がお正月にあたるイランのカレンダーに興味を持ちました。
イランを含むペルシア語の文化圏では、正月にあたる、始まりである春分の日、または松の内を「新しい日」という意味で「ノウルーズ」というそうです。

牡羊座から始まり、魚座で終わるという黄道12宮の考えにほぼ一致しているイランのカレンダーです。

素敵で美しいと思ったのが、Haft Seen(ハフト・シン)と呼ばれる、ノウルーズのためのお供えの様なものです。シンという文字から始まる七つの縁起物をテーブルに飾るもので、
ソマーグ(スパイス)、センジェド(ホソバグミ)サブゼ(麦や豆の芽)サマヌー(お菓子)シィール(ニンニク)セッケ(貨幣)をメインとし、他にもヒヤシンス、時計、鏡、コーラン、燭台、金魚、卵などを布の上にしつらえるそうです。よろしければ画像を検索してみてください!

カレンダーは文化に根ざしていて奥深いですね。
いろいろな暦についてもう少し知りたいと思います。


(写真:フェラーラ、スキファノイア宮殿のフレスコ画。12ヶ月の間より蟹座。)





コメント

このブログの人気の投稿

バロックダンス

感謝

愛好会発表会終了しました